
【前編】はこちらから
朝6:30起床。ラジオ体操の代わりに英語の音楽でストレッチ10分。ママに余裕があれば一緒にやる。英語の曲は子供向けでなくてもいい。ママが朝からノリノリになれるぐらいの曲で子供達と朝のスタートに元気を出そう。終わったら英語で朝のご挨拶と身支度。歯を磨いたり、顔を洗ったりするのをサポートする英語の曲はたくさんあるので選択しておく。朝ごはんの上げ膳下げ膳はNG、子供が何を朝ごはんに食べたいかを英語でリクエストさせる。”May I have a slice of bread please” “ May I have a bowl of rice” といった一言でもOK, 翌週にはそれにおかずの単語が入ればYes!そして食べ終わったら“Thank you it was good”ぐらいは言わせるようにしよう。ママはあくまでも子供達に英語で言わせるように仕向ける役なので、自分は英語が苦手というのはこの場合関係がない。さて、学校から帰ってきて、習い事に行ったり、塾に行ったりと忙しい子供達だが、少なくとも夕食時に10分間の英会話を入れてみよう。ママやパパは日本語で質問しても良い。例えば今日は誰と遊んだの?というような質問で” I play Ken”というような単語をつなげたブロークンな英語でも構わない。そしてこれをしっかりと褒めてやる。今日はどんな勉強をしたの?” I study 、、、算数”と日本語になってしまったら、すかさずウエッブ翻訳でシリーに発音させる。デジタルの協力も得てこんなことを何回がやっていると子供もゲーム感覚で単語を覚えようとする。小学生の子供達なら、まだ学校で英文法は習っていないので、間違ってもいいからたくさんの英単語が口から発せられれば目的達成である。お風呂の時間も有効に使おう。よくお風呂でABCの歌を親子で歌っていますと聞く。これもいいが、1900年代と2000年代はちょっと違うかもしれない。できればお風呂に防水スピーカーを設置、多分すでに視聴している人もいると思うが、CocomelonやSuper Simpleなどを検索するとBath time songがあって、お風呂に入りながら一緒に歌うことができる。これを毎日続けるとほとんどの曲は覚えてしまう。(大人ではなく子供が)このタイミングで「ねえ、ママにbath time song聞かせて」と子供の体を拭きながら自然体で聞いてみよう。子供は必ず歌ってくれる。
【後編】へつづく
2023年8月に執筆しました。
黑部 美子(インターナショナル・ランゲージ・ハウス CEO)