
2019年8月に執筆しました。
夏になってしまった。5月にVOICEを投稿してから3ヶ月もたってしまった。
書くことが本職ならとっくにクビになっている。幼稚園のブログということを理由に「きっと保護者も私が忙しいのをわかってくれている」なんてことを思わないのだが、心の何処かに甘えがあるから、ダラシないことになってしまう。
では一体6月7月と何をしていたかを聞いてもらうのも何かの役に立つかもしれないと勝手な「言い訳」の前置きをして書くことにする。
4月末にインドの南、チェンナイという街に行った。結婚式である。以前ランゲージ・ハウスに留学生として来ていたアンジョリという娘の友達だ。インドの結婚式は初めてだったが、後にも先にも招待客1400人という超大型の式で、延々3日間に渡ってイベントが繰り広げられる。私もサリーに負けられないと着物持参で出席したが、出席者の半分以上を占める女性たちが纏う絢爛豪華なサリーの中で1人の日本人が着る着物は存在感がない。それでも頑張って外気温40度のインドで二日間を着物で通した。私の他にもフィンランド、ドイツ、ネパール、イギリスから来た若者たちは共に日本で高校時代を過ごした経験がある。皆10年ぶりの再会であったが、話題は日本で過ごした楽しく充実した時間、全員が人生一生の思い出というほどに日本での留学体験は貴重だったと話す。インドでは朝昼晩と3食カレーものノーチョイスである。まして南インドはバリバリの菜食主義者が住む街なので、NO MEAT, NO BEERは当たり前。
【後編】へつづく
黑部 美子(インターナショナル・ランゲージ・ハウス CEO)